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シンガポールでは食べ物のテイクアウト用の9種類の容器があります
ここシンガポールでは、食べ物へのこだわりは料理そのものだけでなく、「タパウ(打包 = テイクアウト)」容器にも表れています。もし、「そんな大げさな」と思われるなら、ナシレマッをプラスチック容器に入れてもらってみて下さい!
1. 発泡スチレン
次回テイクアウトする際に、いくつかの発泡スチレンの箱に入れてくれたら、蓋を注意深く見てみて下さい。中身の違うそれぞれの箱を区別するために、屋台主が蓋にいくつかの印を刻んでいるのが見つかる可能性が高いです。但し、通常、それらの印の意味は一般の人にはわからないので、箱を開けて中身を確かめましょう!
よくこの容器が使われる料理: チキンライス 、ダックライス、エコノミカルライス(経済飯)、 西洋料理
2. 白いボール紙
チャーハンが味気なかったり、麺類がくどすぎたりしませんか?ラップの下にあるグリーンチリやライムを探しましょう。これらで風味を付ければ料理がより美味しくなります!
よくこの容器が使われる料理:煮炒料理、チャーハン、麺類、 蟹
3. 油紙
時には、ご飯を包むのに油紙が使われます。平らな油紙に付いたご飯を食べたい時は、その紙を持ち上げて料理をスプーンに取って下さい。これが、地元民のやり方です!
よくこの容器が使われる料理:五香貫腸、炒麺、 ロティ・プラタ 、カレーライス、ロースト・ミート・ライス
4. 紙袋
紙で作られているものの、紙袋はある程度、耐油性と耐圧縮性があります。環境にもより優しいので、店の人にどちらがいいか聞かれた時には、プラスチック容器ではなく紙袋を選びましょう!
よくこの容器が使われる料理:サテ、ヨウティアオ(油条)、ゴレン・ピサン(揚げバナナ)、蒸し饅頭
5. ビンロウ(檳榔)の葉
ビンロウの葉(opeh leaf)が熱い料理に触れると、ほのかな木の香りが料理に移り、風味が増します。このため、昔はチュイ・クエ(chwee kueh:水粿 =大根の漬物とチリソースを添えた米粉の蒸し餅)や、チャークイティオ(Char Kway Teow:炒粿條 =ラードを使って炒めた伝統的な麺料理)など様々なものを提供するのに使用されていました。
よくこの容器が使われる料理:ホッケン・プラウン・ミー、 牡蠣入りオムレツ
6. バナナの葉
加熱したバナナの葉からは抗酸化物質が出る他、バナナの葉で包んだ料理にかすかな甘みが加わります。スモーキーな香りの料理が好きだけど、焦げたものは食べたくないという方には、この葉っぱが気に入るでしょう。便利で水にも強いバナナの葉を使えば、直火で料理しても包んだ料理が焦げる心配がありません。
よくこの容器が使われる料理:ナシ・レマッ、ナシ・パダン、オタ(otah = 魚のすり身)、 ニョニャ・クエ
7. 赤い紐付きのビニール袋
しっかりと紐を締めれば、赤い紐付きのビニール袋を利用して、乾燥した料理と汁気の多い料理の両方を持ち運べます。紐を締めない場合は、アイスティーや自家製バリー(大麦)ジュースなどの冷たいドリンク用の持ち運び用袋になります。
よくこの容器が使われる料理:汁なし麺、スープ、カレー、チリソース
8. プラスチック容器
全ての容器の中で最も用途の広いプラスチック容器は、スープ、麺類、ご飯、料理などあらゆるものを入れるのに使用されます。この容器は電子レンジで加熱できますが、できれば温めなおすことなく、熱いうちに料理を食べましょう。
よくこの容器が使われる料理:スープ、麺類、ご飯、蒸し料理
9. コン(Kong)
今の時代にブリキ缶である「コン」を使用すれば怪訝な顔をされるでしょうが、これは60年代や70年代にはテイクアウトコーヒーの容器としてとても人気がありました。工事現場などの肉体労働者には特に便利だと考えられていました。蓋に穴を開けてラフィア紐を付けた缶に飲み物を入れて吊るしておく方が、地面に飲み物を置いておくよりずった安全だったのです。
よくこの容器が使われる料理:ミルクコーヒー
ホーカーセンターの喧騒の中での食事は楽しいものですが、誰でもたまには自分だけの時間が必要です。選んだ料理をタパウ(テイクアウト)して、静かで快適な客室で楽しみましょう。こちらからくつろぎの休暇先をお選び下さい:http://www.stayfareast.com/ja-jp/hotels。