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ホーランド・ビレッジで過ごす1日:10軒の飲食店とショップ
シンガポールの魅力は絵葉書にそのまま使えそうな美しいスカイラインだけではありません。様々な地区がこの国の重要な部分を形成しており、それぞれが独自の趣や個性を持っています。そのうちの一つがホーランド・ビレッジです。
ホーランド・ビレッジは、植民地時代に誕生しました。イギリスの建築家ヒュー・ホーランドが、彼が住んでいた地区の主要道路に彼の名前を貸したのです。今日もこの場所はかつての魅力を残しており、優れたレストランやリラックスに最適なスポットが多数あります。以下は、ホーランド・ビレッジで最高の1日を過ごすための簡単なガイドです。
空腹は最良の調味料
ホーランド・ビレッジには、ウェットマーケット(生鮮市場)とホーカーセンター(屋台)が融合したホーランド・ビレッジ・マーケット&フードセンターがあります。この場所および隣接するホーランド・ビレッジ・フードコートでは、本場の地元料理を安く食べることができます。シンガポールが初めての方は、ここに足を運び、頭がくらくらするような活気ある雰囲気に浸り、チキンライスやナシレマッ、バク・チョー・ミーなどのシンガポールの屋台料理の匂いを楽しむとよいでしょう。
もう少しお財布に余裕がある方には、「ザ・ファット・キャット・ビストロ(The Fat Cat Bistro)」がお薦めです。タイ、インド、ヨーロッパの味わいが混ざり合う、驚くほど美味しい料理を楽しめます。レッドダック・カレー、マントラ・ウィング、ダック・コンフィは決して外せません。
食事の締めくくりには、デザートバーの「2am」へどうぞ。燻製の豆腐とミルクソースを使った崩したチーズケーキ、マスタードクランブルと柚子味噌の泡を使い柚子マスタードのメレンゲを添えた赤味噌キャラメルなどの、想像力に富んだ豪華なデザートを提供しています。
ドリンクでの陽気なひととき
ホーランド・ビレッジは食事スポットとして高い評判を得ているだけでなく、優れたバーが集まる場所としても有名です。ここで最も老舗のバーは「ワラワラ・カフェバー(Wala Wala Café Bar)」です。2階建てのこのバーは、今でもライブミュージックであらゆる年齢の多様な人々を引き寄せています。
より洗練されたスポットをお探しなら「ワイン・ロフト(Wine Loft)」へ足を運びましょう。ホーランド・ビレッジに広がるロロン・マンボン通りを見下ろすこのワインバーは、高級感が漂うより静かなスポットです。カフェイン中毒の方もご安心下さい。「ディー・グッド・カフェ(D’Good Café)」があります。リクエストに応じてコーヒーをブレンドして淹れてもらえる他、どれにするか決められない場合はカフェハウスのオリジナルブレンドを注文できます。
ついでにショッピングも満喫
ホーランド・ビレッジは飲食店があるだけの場所ではありません。この周辺の通りには多数の魅力的で風変わりなショップが至るところにあります。「ジム・アーツ&クラフツ(Jim Arts and Crafts)」では、ちょっとしたアクセサリーからホームインテリア用品まで様々なものが手に入ります。この店ではインドのランプシェードやインドネシアの木彫り細工など、アジア大陸全域から仕入れたアイテムを扱っています。
「ジム・アーツ&クラフツ」がある建物には、「リムズ・アーツ&リビング(Lim’s Arts and Living)」などの手工芸品店の他、各種の地ビールを取り揃えた「サースティ・ザ・ビア・ショップ(Thirsty The Beer Shop)」などの意外な店もあります。
ホーランド・ビレッジはMRTまたはバスでアクセスできます。MRTの場合は、環状線(黄色)のホーランド・ビレッジ駅で下車します。バスの場合は、www.sbstransit.com.sg または www.smrt.com.sg で運行スケジュールを確認して下さい。